第851回目のお客様 ノートパソコンが起動しない。Windows11の破損&BitLockerからの復旧作業

2026/5/30 今回はGoogleマップからご連絡いただいた濱田さんからのご依頼です。

目次

ノートパソコンが起動しない。Windows11の破損&BitLockerからの復旧作業

■ 「起動しようとしたら、エラー画面ばかりで…」
「ノートパソコンを起動しようとすると、エラー画面が出て全く起動できないんです」と、とても困られた様子でのご連絡でした。
電源を入れるたびに異なるエラーが表示され、Windowsが立ち上がらない状態。
さらに調べていくと、BitLockerの回復画面まで表示されるという、2つの問題が重なった非常に厄介なケースでした。

「データは大丈夫だろうか…」という不安が大きかったことと思います。

■ 2つの問題が重なった難しいケース
今回の問題を整理するとこうなります。

問題①:Windows11の破損
何らかの原因でWindowsのシステムファイルが壊れてしまい、正常に起動できない状態。

問題②:BitLockerによる暗号化ロック
BitLockerとはWindowsに搭載されているディスク暗号化機能です。
ドライブ全体が暗号化されているため、回復キーがないと中のデータにアクセスできません。

この2つが同時に発生している状態での復旧は、手順を間違えるとデータが完全に消えてしまうリスクがあります。特に注意が必要なケースです。

パソコンをお預かりし起動してみると1枚目の画像が表示しました。
2回目に起動すると2枚目の画像が表示しました。

初日は回復キーが無いか質問し、マイクロソフトアカウントでログイン出来ないか確認しました。
2日目にはマイクロソフトアカウントでログインでき、回復キーを入手しましたが、3枚目の画像が表示するようになり、修復が必要になってきました。

■ まず回復キーを確保、そしてバックアップ
最初に行ったのは、BitLockerの回復キーの取得です。MicrosoftアカウントにログインするとアカウントにひもづいてBitLockerの回復キーが保存されており、今回もそこから取得できました。

次に、修復作業を始める前にシステムのバックアップを作成しました。作業中に万が一のことが起きてもデータを守れるよう、事前に備えておくことがプロとして当然の手順です。
「もし失敗してもデータが消えない状態」を作ってから修復に臨みます。

■ Windows 11を再インストールしてデータを完全保護
バックアップが完了したのち、Windows 11の再インストールを実施しました。
この際、データを保持したまま修復できる方法を選択し、インストールを進めました。

作業の結果:
✅ Windowsの破損が解消され、正常に起動
✅ BitLockerの暗号化を解除・無効化
✅ Cドライブの空き容量を最適化
✅ データは一切消えることなく完全保全

■ データが全部残っていた!
起動確認をした際、濱田さんのデータがすべてそのまま残っていることを確認。
「データが全部ありました!本当に良かったです」ととても喜んでいただきました。

■ BitLocker+Windowsトラブルは自己判断が危険
ここで重要なアドバイスをお伝えします。

BitLockerが有効になっているパソコンで「とりあえず再インストールしよう」と自己判断で作業を行うと、暗号化されたデータが完全に消えてしまう可能性があります。回復キーなしで作業を進めてしまった場合、専門家でも取り出せなくなることがあります。

「起動しなくなった」「BitLockerの画面が出た」という状態になったら、まず作業を止めて専門家に相談することを強くおすすめします。早めのご連絡が、データを守る一番の近道です!

何かございましたら、何でもご相談ください。
今後もよろしくお願い致します。

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